荻野新会長
日本医療機器産業連合会(医機連)は24日、理事会を開き、新会長に日本光電代表取締役会長の荻野和郎氏を選出した。理事会後に記者会見した荻野新会長は、業界改革を課題に挙げ、「人命に関わる産業として、コンプライアンス遵守を声を大にして訴え、より信頼される医療機器業界となるよう努力したい」と抱負を語った。前会長の和地孝氏は、副会長に就任する。
理事会では、2009年度の事業計画なども決定した。重点課題として、「革新的医薬品・医療機器創出のための5カ年戦略」の具体化の検討・提言、医療技術産業戦略コンソーシアム(METIS)活動の推進、「新医療機器・医療技術産業ビジョン」に基づく産官学一体となった産業発展策の推進など、11項目が掲げられた。
荻野氏は、「医療機器産業育成への気運が高まる中、治験や承認審査など様々な環境を改善し、産業としての土壌を強化していくことが重要」と述べ、新会長として取り組むべき大きな課題と位置づけた。
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