徳島大学の梶龍兒特命教授らの研究チームは、発症早期の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者を対象に行った高用量メチルコバラミンの第III相医師主導試験で、既存のALS治療薬であるリルゾール、エダラボンと比べ生存期間の延長や症状の進行抑制効果を示す良好な結果を公表した。今回の結果に基づき2年以内の薬事承認を目指す。研究結果は科学雑誌「JAMAニューロロジー」に掲載される見通し。
第III相試験は、エーザイから薬剤提供を受け、2017年11月から徳島大学病院、千葉大学病院等の全国25施設で実施。発症1年未満のALS患者を対象に、活性型ビタミンB12であるメチルコバラミン50mg筋肉内投与の有効性・安全性を検証した。
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