アッヴィのジェームス・フェリシアーノ社長は18日に記者会見し、2022年から「今後3年間で年平均2桁成長を目指す」と表明した。C型肝炎治療薬「マヴィレット」の上市で18年に突出した売上高を記録して以降、同市場の縮小により売上高は減少を続けてきたが、21年を底に反転させる。重点の免疫領域では複数の適応追加を申請中で、神経疾患領域では進行期パーキンソン病に対する新薬を承認申請しており、再成長を図る。
18年の売上高1726億円をピークに下降し、同日発表した21年は前年度比12.9%減の990億円。アトピー性皮膚炎などに用いる経口JAC阻害剤「リンヴォック」、乾癬に用いる抗体医薬「スキリージ」が伸長したが、薬価改定や、新生児・乳児・幼児のRSウイルス治療薬「シナジス」を昨年7月にアストラゼネカに販売移管したことが業績に影響した。
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