厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会の大麻規制検討小委員会が5月25日に初会合を開き、大麻取締法を改正して大麻由来医薬品の製造・施用を可能とする方向性を了承した。大麻草の成分に着目した規制を導入する方向性も賛同し、使用罪の創設については次回以降本格的に議論する。厚生労働省は、今夏をメドに取りまとめたい考え。
若年層を中心とした大麻の乱用による検挙者数が増加傾向にある現状に対応するため、厚労省の「大麻等の薬物対策のあり方検討会」は昨年6月に報告書を公表。大麻の使用に対する罰則導入、大麻草の部位規制から成分に着目した規制への見直しなどが必要とし、大麻取締法など関連法改正に向けた課題を小委員会で議論することとしていた。
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