MR認定センター理事長に6月に就任した井廻道夫氏は13日、都内で就任会見を行い、医師の立場から「実際の医療は医師のほか、看護師、薬剤師がいて、患者家族がいて、いろんな意見を聞きながら一番良い治療法を選択する。MRがそのチーム医療にいかに貢献できるのかを考えていきたい」と抱負を語った。MR活動の中でも、より良い治療につながるための製造販売後の情報収集・提供を重視した活動に期待を寄せた。8月24日の「薬害根絶デー」に触れ、「MR認定センターと製薬企業が薬害を二度と起こさないために、MR活動がどうあるべきかを考える日にしたい」との意向を示した。
井廻氏は、前理事長の高久史麿氏が東京大学医学部第三内科教授時代に医局長を務めた間柄。記者会見の冒頭、「高久前理事長の遺志を継ぎ、MRが医薬情報担当者として医療関係者の期待に応えられるよう、MRのさらなる資質の向上と資質の認定に取り組んでいく」と自身の役割を説明した。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。