
日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)の新会長に5月に就任した高田浩樹氏(高田製薬社長)は、本紙のインタビューに応じ、「会員企業の不祥事によって不信感を与えたことを申し訳なく思う。必要とする薬を届けられず、患者さんに不安を抱かせてしまったことは非常に大きな問題と認識している」と述べた上で、会員各社の努力と、厚生労働省、関係団体と協力しながら「早急に供給不安の解消に努めていきたい」と問題解決に全力を挙げる考えを表明した。まずは現場が強く求める各社の供給状況情報について、情報開示サイトを9月中に改修を終え、迅速に開示し分かりやすい内容に改める。新たに導入する外部監査については「積極的に進めたい」とし、今年度内の本格実施を目指す。
業界の信頼回復に決意
高田氏は、「品質をめぐる不祥事により後発品に対する信用が失墜している中での会長就任となった。まずやるべきことは、品質問題に端を発した供給不安の解消。安定供給に向けしっかり取り組んでいかなければならない。同時にいかに信頼回復を図るか、それらを最優先に取り組む」と就任の決意を語った。
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