◆きょう27日に予定されていた日本製薬工業協会の提言発表が8月下旬以降に延期された。製薬協は理由を「外部環境の変化の見極めが必要と判断した」と説明する
◆確かに薬価・流通制度改革をめぐる業界の動きは激しい。15日、厚生労働省の安藤医薬産業振興・医療情報企画課長は講演で、市場実勢価格方式を「全品目に当てはめていくかも考えるべき」とし、同方式が新薬創出等加算、安定確保医薬品になじむのかと踏み込んだ
◆21日、元厚労省の武田医政局長、元日本製薬団体連合会保険薬価研究委員会の長野委員長が代表のくすり未来塾が4月の特許期間中の薬価維持に続き、不採算品の薬価算定見直しを提案。薬剤のカテゴリーに着目した提言をしている。6月30日、新時代戦略研究所が「持続可能な医療財政の構築と新たな安定財源を考える研究会」を発足させた
◆それぞれ官僚OB、官僚に近い関係者が司る。各事実が線でつながっているかは分からないが、面に並ぶ出来事は偶然か。厚労省、財務省幹部の動きは要注視だ。
薬価・流通改革めぐる業界の動き
2022年07月27日 (水)
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