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【第55回日薬学術大会】話題の調剤支援システム 薬歴の入力時間を大幅に短縮‐アクシス「メディクス」

2022年10月03日 (月)

第55回日本薬剤師会学術大会

 アクシスは、国内初となるクラウド型電子薬歴「メディクス」を提供し、薬局が抱える様々な課題解決をサポートしている。クラウド型電子薬歴であるため、インターネット環境があれば時間や場所を選ばず、薬歴の確認や記載を行うことができ、パソコンだけではなくタブレットPCなど多様な端末で利用が可能。薬局外での訪問調剤、出張先でも使える薬歴システムとなっている。

 持ち運びができるだけではなく、薬剤師の業務手順や使いやすさを第一に機能を設計しており、薬歴入力時間を大幅に短縮しているのが大きな特徴だ。メディクスを導入するチェーン薬局の調査では、薬歴記載時間が導入以前は1件につき平均3分かかっていたのが平均1分と、3分の1に縮まったとの報告もある。年間休日120日8時間勤務の場合、約40日間の時間短縮につながり、残業削減や服薬指導の質向上が期待される。

 服薬指導・薬歴作成に必要な頭書きや処方の比較、過去の指導内容が一つの画面で確認できると共に、服薬指導から薬歴作成を迅速に行うために入力サポート機能を搭載。患者の生活習慣や嗜好(頭書き)、処方された薬をもとに、患者の症状に応じた指導例文が2万点用意されているほか、よく使う言葉や文章は薬局オリジナルの指導文として簡単に登録できるため、例文をクリックするだけで入力が可能となる。

 前回と今回処方の差分についても、1クリックで薬歴に自動入力でき、患者の前回来局時の服薬指導内容から今回の服薬指導で必要な確認事項を忘れないようシステムが注意喚起して、継続的な服薬指導をアシストしている。

 従来のオンプレミス型の電子薬歴は薬歴のデータが蓄積されると動作スピードが遅くなり、検索に時間がかかることが指摘されていたが、メディクスは最先端の高速化技術を取り入れているため、10年分以上の薬歴データを蓄積しても操作レスポンスの低下がないのも使いやすさを支える。

 複数店舗の薬歴を管理できる機能も搭載しており、特に店舗数が多いチェーン薬局には好評だ。店舗ごとの来局ピーク時間や地域別データなども集計できるほか、グループ店舗で「未入力」や「保留」になっている薬歴の数を集計し、見える化することで薬歴未記載を未然に防ぎ、監査や指導にも役立てる。

 そのほか、訪問調剤や24時間対応、処方チェック、疑義照会にも対応。オプション機能には、病名登録、処方からの逆引きによる「疾病監査機能」で処方をチェックする機能や、OTC医薬品と処方薬の併用薬監査機能、DSU情報が発出された医薬品をチェックする機能、服薬中のフォローアップ機能、オンライン服薬指導などを有し、幅広く薬局のニーズに対応している。



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