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【薬局業務の効率化と質的向上を目指して】くろす薬局(PHC)

2022年07月29日 (金)

対人充実へシステム活用‐在宅業務やオン資で活躍

前列中央が黒須氏

前列中央が黒須氏

 レンガ調の外観が目を惹く「くろす薬局」(さいたま市大宮区)は、大宮駅と北大宮駅の中間に位置している。開局以来、地域住民との縁を大切にし、来局する患者の様々な相談にも気軽に対応。同時に、施設在宅や個人在宅の取り組みにも積極的で、地域になくてはならない、地域に密着した薬局として患者や連携する医療機関の信頼は厚い。様々な対人業務を重視する同薬局を、PHCのレセコン「PharnesV-EX」やクラウド薬歴「DrugstarLead」、電子薬歴「DrugstarPrime2」がサポート。依然としてコロナ禍は続いているが、同薬局では今後も地域住民に寄り添うという姿勢を貫いていく。

 くろす薬局は2014年2月に開局された。現在のスタッフは薬剤師が5人(正社員1人、パート4人)と事務員が4人という構成だ。1日の処方箋応需枚数は45~50枚で1カ月では1000~1200枚。隣接する内科クリニックからの処方箋がメインとなるが、その割合は5割弱で、残りの5割強は他の医療機関から持ち込まれる。その数は非常に多く、今年5月の実績では98医療機関。冬場など多い時には120医療施設に達するという。

 診療科目も内科、心療内科、整形外科、外科、眼科、泌尿器科、耳鼻科と多岐に渡っている。患者層も幅広く、これらに対応するため同薬局が取り扱う医薬品は1400種類に及んでいる。

レンガ調の外観は目を惹く

レンガ調の外観は目を惹く

 店内に入ると、目に付くのがオンライン資格確認に対応するために導入した「顔認証付きカードリーダー」(マイナンバーカード対応)だ。オンライン資格確認は、医療機関や薬局と社会保険診療報酬支払基金、国民健康保険中央会をオンラインで結び、患者が提示するマイナンバーカードか健康保険証を利用して、保険資格の有効性をオンラインで確認する新たな医療保険の資格確認システムで、昨年10月より本格運用がスタートしている。

 同薬局では、この「顔認証付きカードリーダー」とPHCのレセコン「PharnesV-EX」を連携させている。同薬局管理薬剤師の黒須さゆり氏は、「本来であればレセコンと患者さんの情報等を確認するパソコンの2台が必要だが、PharnesV-EXの場合、患者さんの処方情報、あるいは健診情報をレセコンの画面でそのまま見ることができ、パソコンが1台で済む」とし、「コスト面も良いが、場所を取らずに済む空間的なメリットが非常に大きい」と指摘する。

 オンライン資格確認の現状について、黒須氏は「マイナンバーを保険証等に紐付けないといけないが、投薬時などに話を聞くと、メリットを感じて今後やってみようという人が若年層を中心に多い。今後、拡大していくのではないか」と説明。同薬局でも店内にポスターを掲示し、パンフレット等を置くなどして普及啓発に努めている。

調剤過誤防止にも貢献

オンライン資格確認に対応するために導入した「顔認証付きカードリーダー」

オンライン資格確認に対応するために導入した「顔認証付きカードリーダー」

 くろす薬局では、施設および個人の在宅対応にも取り組んでいる。在宅業務においてはPHCのクラウド薬歴「DrugstarLead」を活用しており、黒須氏は「電子薬歴と連携し、時間や場所を選ばずに薬歴の入力や参照等ができる機能は、在宅業務を行う上で非常に重宝している」と指摘。「利用価値は非常にあると思う」と話す。

 多くの医療施設からの処方箋を応需し、施設・個人在宅の業務も展開する中、同薬局では調剤過誤防止にも細心の注意を払っている。そこで貢献しているのが、クラウド型調剤過誤防止システム「missnon」(ミスノン)になる。

 「missnon」は、レセコンに入力したデータとピッキングした薬のGS-1コードを照合し、調剤ミスを防止する。また、iPodtouchでピッキング監査・カメラ撮影が行えるといった機能も備えている。黒須氏は、「ヒューマンエラーは極力避けるように努めるべき」との考えを強調。「監査支援システムはサイズが大きいものが多い中、当薬局では調剤室のスペースを考慮した結果、iPodtouchだけで利用できるmissnonが非常にコンパクトで使いやすい」とする。

 現在、薬局業務においては“対物から対人へ”という流れがあるが、くろす薬局ではそうした流れが起こる以前から、地域住民に寄り添うという形で対人業務を展開してきた。それでもコロナ禍が続く今後も踏まえて、黒須氏は「例えば、衛生面でのアドバイスなどを多く発信していきたいし、来局されている患者さんが入院することになれば、薬の整理なども手伝いたい。土地柄、老々介護の事例などもあり、介護される人だけではなく介護する人のフォローもできたら良いと思う」との考えを提示。対人業務のさらなる広がりも見据えている。

 その上で「現在、当薬局で導入しているPHCの様々なシステムは対人業務を充実させていく上では必要なもの」と強調。「システム化によって対物業務を効率化し、いかに対人業務に時間を割けるかが大切だと考えている。患者さんのためにも対人業務の充実に今後も取り組んでいきたい」と語る。

くろす薬局(PHC)
https://www.phchd.com/jp/medicom



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