第55回日本薬剤師会学術大会
富士フイルムヘルスケアシステムズは、2018年にサービスを開始した「Pharma-SEED Link」を大幅にリニューアルした新オプションクラウドサービス「Pharma-SEED LinkII」を17日から提供開始する。オンプレミスとクラウド双方のメリットを生かした安心・安全な電子薬歴システムとなっており、レセコン一体型電子薬歴システム「Pharma-SEED EX」と「Pharma-SEED LinkII」をセットにし、「ハイブリッド型電子薬歴システム」として販売をスタートさせる予定だ。
レセコン一体型電子薬歴システム「Pharma-SEED EX」は、薬局経営を支援する機能として、[1]かかりつけ薬局支援機能[2]在宅業務支援機能[3]収益率向上支援機能――を強化し、安全できめ細やかなサービスを求められる薬局業務と経営を両面からサポートするクラウド活用の電子薬歴システムとなっている。
今回同システムとセットで新発売する「Pharma-SEED LinkII」では、接続端末数が無制限となっており、在宅支援端末としての活用はもちろん、薬局内の薬歴端末運用として薬剤師1人当たり1台での運用が可能になっている。オンプレミスとクラウドの双方のメリットを生かしたハイブリッド型であることから、自然災害による緊急時など、もしもの時のBCP対策にもつながっている。また服薬指導についても、服薬支援ナビゲーションで的確な服薬指導をサポートできる。処方変更内容や薬品ごとに指導すべき項目を表示し、服薬指導に必要なデータベースも搭載しているため、細やかな指導の支援が可能だ。薬歴記録支援機能も充実しており、薬剤師業務の大幅な効率化を支援する。
さらに同社は、富士フイルムグループであるメリットを生かし、同グループが提供している一包化監査支援システム「PROOFIT 1D II」(富士フイルム富山化学製)とも連携し、薬剤の一包化ニーズにも対応している。監査業務の安心・安全にも貢献していく。