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【千葉県薬】卸の土曜配送中止に困惑‐「治療が遅れる」など弊害も

2022年11月21日 (月)

薬局での供給に影響

 一部の広域卸が医薬品の土曜日配送中止を決定する動きに対し、薬局が困惑している。千葉県薬剤師会が会員薬局を対象に実施した調査によると、土曜日に対応できる卸がなくなると「非常に困る」「困る」との回答が約8割に上り、既に「患者の治療が遅れる」などの弊害が出ているという。後発品の欠品・出荷調整で医薬品の調達が難しい中、卸の土曜日配送中止が追い打ちをかける。今後、東京都、神奈川県、埼玉県の薬剤師会とも協力し、調査範囲を拡大する予定で、調査結果をもとに土曜日配送の継続を国に要望していく構えだ。

 6月に千葉県薬の会員薬局に対し、医薬品卸から土曜日配送の中止が通告されたことを受け、7月11~15日にFAXとオンラインで「医療用医薬品配送実態調査」を実施。FAX479件とオンラインフォーム356件の計835件の回答を得た。


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