社会保険診療報酬支払基金は、9月16日時点でレセプトオンライン請求の猶予を受けている薬局が1065施設となったことを公表した。レセコン保有薬局にオンライン請求が義務付けられた5月当初の4783施設と比べると、4分の1以下まで進んだが、対応が遅れる薬局も依然として残る。
オンライン請求の猶予を受けている薬局には、審査支払機関に準備状況を毎月届け出ることが求められている。9月の状況は、届出がなかった125施設を除いた940施設のうち、レセプト電算処理システムの導入を既に完了しているのが414施設、未完了が526施設だった。さらに、未完了の中には、レセ電の申込み予定のない薬局が150薬局、回線敷設の予定の無い薬局が6施設、オンライン届等の予定がない薬局が8施設あった。また、レセ電導入が完了しているにもかかわらず、回線敷設予定がない薬局も25施設あった。
なお、8月以降にオンライン請求に移行した薬局は323施設だった。