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【12年度日本国際賞】イマチニブ開発の3氏が受賞

2012年01月25日 (水)

左からラウリー氏、ドラッカー氏、ライドン氏

 今年で28回目となる2012年日本国際賞の受賞者が25日、発表された。授賞対象2分野のうち「健康、医療技術」分野では、癌特異的分子を標的とした新しい治療薬・イマニチブの開発に携わった米国のジャネット・ラウリー(シカゴ大学特別教授、86歳)、ブライアン・ドラッカー(オレゴン健康科学大学教授、56歳)、ニコラス・ライドン(ブリープリントメディスン創立者・取締役、54歳の3氏が選ばれた。このうち臨床医でもあるドラッカー博士が来日、「イマチニブにより、不治の病とされた癌が治療可能な病気になった。イマチニブの開発を弾みに、癌治療のゴールまで一気に到達しなければならない」と述べ、新たな癌治療開拓への意欲を示した。

 なお、もう一つの対象分野となった「環境、エネルギー、社会基盤」では、世界最高性能の永久磁石の開発を行った佐川眞人氏(インターメタリックス社長)が選ばれた。授賞式は4月25日、東京・千代田区の国立劇場で行われる予定。



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