総合科学技術会議のライフイノベーション戦略協議会は、2013年度科学技術重要施策アクションプラン(AP)の原案を取りまとめた。政策課題の一つに、癌や生活習慣病、精神・神経疾患の治癒率向上を掲げ、課題解決に向けた重点的取り組みとして、日本発の革新的な癌治療薬を創出するため、国際水準の臨床研究・医師主導治験を推進し、5年以内に10種類程度の治験への導出を図ることなどを盛り込んだ。
APの政策課題である、生活習慣病の治癒率向上に向けては、糖尿病の早期診断や対症療法ではなく、治癒を目指す医薬品・医療機器の開発を目指す。こうした取り組みにより、腎症や神経障害、網膜症などの糖尿病合併症を予防することで、患者のQOL向上、社会活動の継続が期待されるとしている。
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