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千葉大もデータ操作見られず‐ディオバン研究で中間報告

2013年12月25日 (水)

数値バラツキも「違いなし」‐結論は第三者調査待ち

会見する千葉大幹部

会見する千葉大幹部

 千葉大学は17日、循環器内科学の小室一成元教授らの研究グループが実施した、降圧剤バルサルタンの医師主導臨床研究「VARTスタディ」について、内部調査で論文に用いた解析用データとカルテを照合した結果、「恣意的なデータ操作はなかった」とする中間報告を発表した。ただ、検証内容には不明な点も多く、最終的には第三者機関の調査結果待ちとした。

 同研究は、高血圧患者を対象に、バルサルタンとアムロジピンの心血管イベント抑制効果を比べたもの。主要評価項目を全死亡や突然死、脳血管イベント等の複合イベントとし、2002~09年まで日本人患者1021例を対象に実施した結果、バルサルタン群とアムロジピン群のイベント発生数で有意差は示されなかった。


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