「健康寿命の延伸」「医療費の適正化」「産業の振興」の一石三鳥を狙った日本再興戦略の一環として次世代ヘルスケア産業協議会が平成25年12月に設置され、そのアクションプランが平成27年5月に承認され、ヘルスケア産業が、これからの日本の社会システムの構築に重要な役割を果たすことが期待されています。そのためには従来の医療関連業界だけではなくICTやメカトロニクス等の異分野業界やアカデミアからの知恵・科学技術もヘルスケア産業の振興に欠かせない状況かと思われます。
今回は、ライフサイエンス分野において企業及びアカデミアにおける長年の知財・産学連携経験を有する2人の講師から、ヘルスケア分野における産学連携についての必要な基礎的事項から、テーマの形成の仕方、協業の仕方、臨床医との付き合い方等々について、実務経験者ならではの「ここだけのお話」が聞けます。万障、お繰り合わせの上、ご参加頂き仕事に活かして頂けることを期待しております。
日時
平成27年7月15日 午後1時~4時
場所
学士会館310号室
http://www.gakushikaikan.co.jp/access/
- 都営三田線/都営新宿線/東京メトロ半蔵門線 神保町駅 A9出口から徒歩1分
- 東京メトロ東西線 竹橋駅 3a出口から徒歩5分
定員
15名(定員になり次第締め切り)
参加費
5000円/一人(会場費、資料代等)
お問い合わせ先
千寿知財企画
e-mail:maedy023@vivid.ocn.ne.jp
TEL&FAX:04-7148-1400
内容
テーマ1『ヘルスケア分野における産学連携1(主に医薬、機能性食品等)』
産学連携は企業の研究開発と比較して出発点のシーズをアカデミアから導入するということだけが違います。一方、アカデミアでは、ご自分の研究が社会貢献に繋がることを希望する研究者が多くいます。然しながら、必ずしも、大学研究成果が製品化に結びつき、得られた利益が大学に還元されているというのは非常に僅かです。特にヘルスケア分野は対象が人間という生物であり、分子、遺伝子レベルでの研究でかなりいろいろなことが分かってきていますが、まだまだ不明のことが多くあり、また情報も分子・遺伝子レベル、細胞レベル、組織(臓器)レベル、個体レベルと情報が錯そうしており、アカデミアの研究を活かすためのデータの読み方に必要は基礎的知識について解説し、成功事例の紹介なども含めヘルスケア分野の産学連携の成功に導くための具体的なご提案をお話します。
講師:前田 裕司
(日本ライセンス協会 産官学連携活用ワーキンググループ・リーダー)
元 大阪大学・FIRST審良プロジェクト知財戦略コーディネーター(特任教授)
元 山形大学・大学連携推進室・知的財産コーディネーター(教授)
元 呉羽化学(現クレハ)知的財産部長
テーマ2『ヘルスケア分野における産学連携2-医療機器オープン開発を土台に、異次元のヘルスケア多階層製品化をめざす-』
医療機器オープン開発における講師の失敗と成功の体験から、研究と企業選定の目利き、成果誘発のマネジメント、協業による製品化など、研究形成から技術移転までの「一気通貫のマネジメント」と「橋渡しノウハウ」について述べ、システム化・高度化・社会化が進む「ヘルスケアの多階層製品化のチャンスづくり」へのその応用について付言する。
講師:平野 正夫
元 滋賀医科大学 バイオメディカル・イノベーションセンター副センター長(特任教授)
現 大学発ベンチャー(株)マイクロン滋賀(顧問)、京都府特別技術指導員、リサーチデザイン研究所(代表)
参加申し込み
申込期限:2015年7月13日(定員になり次第締め切り)
●Webから:http://senjipp.wix.com/yujimaeda#!form/cs4c
●FAX:お申込み用紙[PDF]にご記入の上でFAX送信下さい。
主催
千寿知財企画
共催
株式会社薬事日報社、リサーチデザイン研究所