積水メディカル=尿中のL型脂肪酸結合蛋白(L-FABP)の測定試薬である「ノルディアL-FABP」を新発売した。
尿中で検出されるL-FABP値は、尿細管機能障害の程度を反映し、糖尿病性腎症などの慢性腎疾患のみならず、薬剤性腎障害や敗血症、心臓血管手術時などに起きる急性腎障害でも臨床的有用性が認められている。結果報告まで2~3時間以上を要していた従来のL-FABP測定に比べ、ラテックス凝集比濁法を測定原理とする「ノルディアL-FABP」の測定時間は約10分と大幅な短縮を実現し、院内検査による迅速な結果報告が可能になる。特に急性腎障害の早期診療に役立つとしている。