日本薬剤学会は、第32年会(年会長:肥後成人久光製薬研究開発部長)を来年5月11~13日、さいたま市の大宮ソニックシティで開く。今回のメインテーマには「医療価値を創造する製剤技術を世界へ」を掲げている。
近年、医薬品産業はますますグローバル化し、医薬品開発の国際競争は激化している。その中で、日本発の製剤技術を用いた薬剤が世界各国で発売されており、重要な治療ポジションを担っている。これからも継続して革新的な医薬品を創出するためには、産学官の連携と知識・知恵の結集や異分野技術の融合を通じた新たな付加価値を創造する必要がある。
今回の年会では、アカデミア、行政、製薬およびその関連産業、医療現場の各分野の活発な討論を通じ、世界の医療に貢献できる日本発のイノベーティブな薬剤を世界に広く発信することを目指す。
また、これまでの年会と同様、一般演題の口演、ポスターによる研究発表のほかに、招待講演、各種受賞講演、ラウンドテーブルディスカッション、企画シンポジウム、ランチョンセミナー、企業展示会など多種多様のプログラムを計画し現在、準備を進めている。