2006年7月10日 (月)
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 ファイザーは、禁煙治療薬バレニクリンを国内で承認申請した。バレニクリンは米ファイザーが創製した選択的ニコチン性アセチルコリン受容体の部分作用薬。ニコチンを含有しないことが特徴で、ニコチン受容体に結合し、喫煙したい欲求とニコチンからの離脱症状を緩和する。たとえ喫煙しても、満足感を抑える作用も期待されている。

 同剤は、米ファイザーが「チャンティックス」の製品名で、8月から米国で世界に先駆けて発売が予定されている。欧州では昨年11月に申請された。

 海外の臨床試験結果では、バレニクリンを12週間服用した患者の約44%が禁煙したのに対し、プラセボ群では18%という成績が得られている。他の試験では、バレニクリンを12週間服用した患者を、バレニクリン群、プラセボ群に無作為に割り付け12週間投与したところ、バレニクリン群では約70・5%の患者が禁煙を継続していたのに対し、プラセボ群では50・0%にとどまった。

 また忍容性についても、海外で行われた臨床試験では良好との結果で、全体的な中止率はプラセボと同等であった。主な副作用としては、吐き気、頭痛、睡眠障害、便秘、腹部膨満感などが確認されている。

 6月1日にはノバルティスファーマが販売する禁煙補助剤「ニコチネルTTS」が保険適用となるなど、禁煙治療分野は拡充されてきている。ファイザー側は今後の戦略について具体的には決まっていないとしているが、「新しい作用機序と剤形が追加されることで禁煙治療の選択肢が広がり、バレニクリンの市場投入は意義がある」としている。

 国内申請は6月29日に行われた。当初、申請時期を今秋と発表していたが、「何が起こるか分からないため、当初は慎重な見通しを立てていた」と説明している。

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