
日本薬剤師会の岩月進会長は15日の臨時総会で会長演述し、地域包括ケアシステムの構築年とされる2025年度を目前とする中、「薬剤師・薬局には、かかりつけとしての機能と共に多職種との連携が求められているが、各地域で連携体制はできているのか」と代議員に投げかけた。薬剤師・薬局が地域包括ケアシステム下で役割を果たすためには、「地域住民が薬剤師サービスや医薬品提供サービスを確実に享受できる環境を地域薬剤師会が作ることが重要」と訴え、地域薬を中心に都道府県薬、日薬の3層構造による医薬品提供体制を構築することに意欲を示した。
岩月氏は、「都道府県薬がより広域での医薬品提供体制を構築し、さらに日薬が各地域で解決が困難な課題に取り組む。全国の薬剤師・薬局・薬剤師会が協働し、相互に活動を支える仕組みが肝要」とした。
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