◆SNSの浸透で外見を重視する若者が増えているが、近年は中年男性でもスキンケアやヒゲ脱毛などを利用する人が少なくない。高齢者がファッションに関心を持つことで認知機能維持に良い効果を与えるとの報告もあり、外見が人に与える影響は大きい
◆癌患者でも同じで、20~75歳の男女患者のうち6割近くが髪の脱毛や浮腫など外見の変化を感じており、このうち4割以上が仕事や学校を辞めるか休職を選択せざるを得ない現実がある。そのため、外見変化による苦痛を軽減するアピアランスケアが注目されている
◆一部医療機関では、ケアセンターやサロンを併設し、医師、看護師、薬剤師など多職種で皮膚、髪、爪等に関するセルフケアのアドバイス、ウィッグや帽子の紹介などに対応しているようだ
◆薬局やドラッグストアでも同様の取り組みに注力する店舗はあるが、全国的に浸透しているとは言い難い。治療後のQOL向上に向けた患者のニーズが増える中、薬学的介入以外でも薬剤師が知識と経験を積むことで貢献できる分野だ。
アピアランスケアに注目
2025年07月16日 (水)
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