人材採用強化、再雇用も‐化粧品ODMのNo.1へ

結城工場
化粧品受託製造業国内最大手のTOA(大阪市、神崎義英社長)は単なる化粧品受託製造業ではなく、企画から研究開発・生産までを一貫して手がける化粧品ODM(Original Design Manufacturing)企業として知られる。
同社は、2024年7月にトキワを中核会社とするトキワ・コスメティクス・グループを同一グループ企業として迎え入れ、研究開発や生産・営業面など、様々なシナジー効果が発揮されつつある。トキワは国内外で400以上の特許を持っており、確かな研究開発力と製造能力に加え、海外にも拠点(米国、フランス、中国、フィリピン)を持っている。これらのネットワークと連携し、国内外での共同提案や展示会出展を通じて、顧客への価値提供を強化している。
近年は人材採用を強化している。25年4月の新入社員数は94人(高卒・大卒・院卒)で、近年で最も多くの社員を採用した。加えて25年から過去に当社で勤務していた従業員を再雇用するアルムナイ(カムバック)採用を実施している。
同社は化粧品・医薬部外品製造業および製造販売業を取得しており、全面委託が可能である。そのため化粧品事業への新規参入、既存メーカーの新製品及びリニューアル品の対応など、あらゆるクライアントニーズに対応している。
同社の生産体制は国内7拠点8工場(結城・結城第一・静岡・伊賀・柏原・八尾・出雲・広島)。25年3月に稼働を開始した結城工場は国内最大級の化粧品生産工場であり、今後も人材の確保・定着を図りつつ、生産ラインの増設に積極的に投資する方針だ。同社工場では大量少量を問わず多様なニーズに柔軟に応える体制を整備している。また、BCP(業務継続計画)の観点からも同一製品を複数の拠点で生産できる体制を整えている。
海外拠点では三つの工場(蘇州・杭州・ベトナム)が稼働しており、各工場で日本品質の製品づくりに注力している。グローバルな生産供給体制を構築することでメーカーの海外進出や海外での商品生産をサポートしている。
研究体制としては八尾研究所(大阪府八尾市)、柏原研究所(大阪府柏原市)、出雲研究所(島根県雲南市)の3カ所の工場併設型研究所、スキンリサーチセンター(大阪府大阪市)や横浜研究所(横浜市)2カ所の独立型研究所により、強固な研究開発機能を構築している。
現在、約200人の研究員を擁しており、100年以上にわたり蓄積してきた化粧品開発のデータベースを持つ。スキンケア、ヘアケアからメイクアップまで、あらゆる種類の化粧品開発のデータを持っており、速やかな商品化につながっている。顧客に提供している製品の90%が自社開発処方で、各クライアント担当者との素早い連携によって、年間約1000SKUの新処方を発行しており、既存品を含めると約8000SKUの製品を供給する。
TOA
https://www.toa-cosme.co.jp/






















