◆高市政権の「社会保障国民会議」はどんな社会保障制度を描こうとしているのか。消費減税、給付付き税額控除の議論は社会保障制度とどう結びつくのか。よく分からない
◆10数年にわたり改革のバトンをつないだ過去2回の「国民会議」は今日に至る社会保障制度と税制を形作っている。それに比べ今回の会議は異質だ。そんな印象を確信に近い感覚に変えたのが、過去の議論に直接携わった元厚労官僚の香取照幸氏の著書「社会保障・税一体改革の政治過程分析」
◆2008年の最初の「国民会議」は社会保障制度改革の目的を持続可能性の確保から機能強化へ大転換した。以降、そのビジョンのもと、強化に必要な費用、消費税率を弾き、増税は財務省、政治を巻き込み、民主党(当時)が割れる事態も起こしながらの大改革となった。一連の動きを本書は丁寧に描く
◆消費税は社会保障に用いる安定財源のはずだが、今の会議では、効果に異論も根強い減税が議論される。何のためか。香取氏の著書は過去の改革論議と今を見る視座を与える。
社会保障改革の視座
2026年07月10日 (金)
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