日本ベーリンガーインゲルハイム(BI)は、来年1月1日付で、前シェリング・プラウ会長の鳥居正男氏を日本担当カントリー・マネージング・ディレクターとするトップ人事を発表した。日本事業を統括しているトーマス・ハイル氏は今年末に、日本BI会長兼社長職、日本担当カントリー・マネージング・ディレクターを退任する。
同社は、今回のトップ交代について、「ハイル氏の年齢やこれまでの功績を考えた上での判断」と説明。さらに、後任の鳥居氏については「国際製薬企業で要職を歴任してきた経験から、日本事業をリードできる人材」としている。
鳥居氏は、1947年生まれの63歳。93年にローヌ・プーランローラー代表取締役、97年からシェリング・プラウ代表取締役社長、2010年から同社代表取締役会長を務めた。既に今年6月から、日本BIの顧問に就任している。なお、日本BIの会長・社長職の人事は、現段階では未定。