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「減」が「厳」に

2017年11月10日 (金)

◆製薬各社の2018年3月期中間決算。薬価改定のない年度は増収増益が目立つものだが、2年前に比べると「減」という文字が多い。来年4月の薬価制度改革でも薬価引き下げが予想され、次年度はおそらく「減」ばかりが目立つのではないか
◆製薬企業の売上・利益が減ることで新薬、従業員数、事業や製品、さらには研究開発費、労働時間も減らしたくないのに、減らさざるを得ない。次第にやる気だって減っていく。だんだん「減」が「厳」に見える
◆しかし厳しい市場も“昔に比べれば”の注釈付き。異業種にとっては今もなおオイシイ市場に映るのが製薬業界。ヤマハ発動機、コニカミノルタ、ニコンなども攻勢をかける。みんな薬がつかない企業ばかり。製薬企業数は減っているかもしれないが、参入するプレイヤー数は増え続けている
◆新規事業を考えないと、持続成長は難しいのが会社経営。日本の製薬企業は潤沢な手元資金を持ち、ノウハウや技術だってある。確かに厳しいが、他の市場に比べれば厳しすぎることはない。もっと元気が必要だ。



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