◆先日、M&Aを手がける企業の薬局経営者向けセミナーを聴講する機会があった。今年のM&Aの傾向は、関西本社の某調剤チェーン企業がその主役を担い、次いでドラッグストア系企業が活況だったという
◆ここ数年ドラッグストア企業が調剤事業に参入する動きがあり、最大手の調剤チェーンの店舗数を超える調剤併設店舗を持つドラッグストア企業も出現。ドラッグストア企業も従来の同業態企業のM&Aから、調剤薬局を対象とした動きにシフトしているようだ
◆そのM&Aスタイルも変化し、従来の事業承継型から企業成長戦略のための業界再編型が増加。譲受企業も上場企業中心から中堅チェーン、個人まであらゆる企業が名乗りを上げており、譲渡側のニーズがかなう時代にある
◆調剤薬局業界は、上位10社で約15%の売上高シェアを占める状況にあり、今後も再編の余地があると見られる。現在、約5万8000軒ある薬局が、まずは2025年に患者に選ばれる薬局となるため、どのように変貌していくのか動向を注視していきたい。
スタイル変化する薬局のM&A
2017年12月08日 (金)
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