委員から賛成意見相次ぐ

7日の厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会では、医薬品の添付文書の電子化についても議論した。現在は、紙の添付文書と製薬企業のホームページなどの電子媒体で医療者に情報提供しているが、紙媒体では迅速に情報提供できないなどの現状を踏まえ、委員からは「一番新しい情報を患者に提供することができるので、電子化に移行するのは当然の流れ」など、電子化を進めるべきとの意見が相次いだ。ただ、一部委員は方向性に賛同しつつ、「全てを電子化するのは現場の混乱を招く。当面は紙と電子化の共存が必要」などと電子媒体のみでの情報提供に慎重姿勢を示した。
医薬品の用法・用量、取り扱い上の必要な注意といった情報は、容器か外箱に記載することとされ、それが不可能な場合は添付文書として製品に同梱することが求められている。一方、製薬企業や医薬品医療機器総合機構(PMDA)のホームページでも最新情報が公表されており、医療従事者が現場で閲覧できるようになっている。
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