◆来年4月から5年間で最大34万5150人の外国人労働者の受け入れなどを盛り込んだ改正出入国管理法が8日、参院本会議で可決、成立した。人手不足状態にある建設や介護事業者からは外国人労働力への期待が寄せられている
◆一方で漠然とした不安も過ぎる。それは外国人労働者の生活をどう支援していくかという課題だ。その中で避けることのできないのが病気やケガの治療にかかる健康保険制度のあり方やその財源などである
◆2012年7月以降、従来1年以上の在留期間が必要だった国保加入条件が3カ月以上に変更されるなど緩和も進んだ。だが短い滞在期間で、高額療養費払い戻し制度を悪用し、低い負担で高額な治療を受け、帰国する外国人の存在も問題視されている
◆政府は20年に訪日外国人観光客数の目標人数を4000万人に設定、各所で外国人受け入れ体制整備を進めているが観光客と労働者とでは、全く異なる様相を呈する。日本の労働力不足を外国人で補うには、顕在化していない課題がまだ多く存在するような気がする。
改正出入国管理法が成立
2018年12月12日 (水)
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