◆日本製薬工業協会が「製薬協政策提言2019」を発表した。イノベーションの創出、医薬品が持つ多面的な価値を踏まえた新薬の評価において、業界団体としての考え方を整理し、国民と共有しながら、国に対して提言していく取り組みはおそらく初めて
◆特許期間中の薬価を維持する新薬創出等加算制度にメスが入れられた。今回の政策提言で強調されたのは“国民の皆様”。持続的な社会保障制度とイノベーションの創出を両立するためには、国民が大事なステークホルダーであることにようやく気付いた
◆国に任せず、製薬業界が国民と対話していこうとする姿勢は素晴らしい。ただ、製薬産業に対する理解が十分でない中、今回の政策提言が社会で広く受け入れられるか疑問も残る。考え方を発信するだけではなく、どう社会に伝えていくか、そのアイデアはまだ見えない
◆低分子創薬での非臨床データを業界内で共有し、協業を進めていく方向性も示された。でも、本当にできるのか。実現に向けて乗り越えないといけない課題が多い。
「製薬協政策提言2019」
2019年01月28日 (月)
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