
アステラス製薬と日本マイクロソフトは、3D映像を現実世界に投映して目の前に実物を映し出したり、動かすことができる複合現実(Mixed Reality)技術を活用し、医師と患者のコミュニケーションや服薬アドヒアランス向上を支援するコンテンツを開発した。臓器や骨をリアルに表現した映像・画像により疾患への理解を深めるコンテンツとなっており、今年下半期から一部の医療機関への試験的な提供を行い、2020年以降に全国展開する。服薬アドヒアランスに課題がある骨粗鬆症を最初の対象疾患とし、他の疾患に広げる。機器は無償で医療機関に提供する計画だ。
国内では医療機関を受診する外来患者の9割以上が医師から疾患や症状についての説明を受けているが、骨粗鬆症など一部の疾患では疾患や服薬に対する理解が不足しており、服薬アドヒアランスが低いことが報告されている。
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