
中央左から油谷浩幸氏、藤井清孝氏
コニカミノルタと東京大学、国立がん研究センター研究所は6日、癌組織にある多数の遺伝子変異情報を取得し、解析できるプラットフォーム構築に向け、次世代癌遺伝子パネルの共同研究を開始すると発表した。東大が独自開発した癌遺伝子パネル検査「東大オンコパネル」の基盤に、コニカミノルタの米子会社「アンブリー・ジェネティクス」の遺伝子解析技術を融合することで、日本人特有の遺伝子変異を解明し、革新的な癌治療法や診断法の開発を目指す。今後半年間で次世代癌遺伝子パネルを構築し、その後に実施する臨床研究を通じて実用化のメドを付けたい考えだ。
東大オンコパネルは、一度に450以上の遺伝子変異、増殖を検出するDNAパネルと、450以上の遺伝子の融合転写産物等を検出するRNAパネルで構成される遺伝子パネル検査装置。体外診断薬として実用化に向けた開発が進められている。
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