スイスのノバルティスファーマと米インサイトは、サイトカインストームを伴う新型コロナウイルス感染症患者を対象にJAK阻害剤「ジャカビ」(一般名:ルキソリチニブ)の第III相試験の準備を進めていると発表した。現段階では、北米や欧米を中心に臨床試験を実施する予定であり、試験デザインが確定次第、早期の試験開始を目指す。
サイトカインストームは、新型コロナウイルス感染により引き起こす可能性があり、患者の呼吸障害の一因となる重篤な免疫過剰反応。ジャカビの非臨床エビデンスや予備的臨床エビデンスから、新型コロナウイルス感染症での集中治療や人工呼吸器を必要とする患者数を低減させる可能性が示唆される結果が得られており、新型コロナウイルス感染症患者を対象とした治験を実施することにした。
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