東京で医学会総会
第31回日本医学会総会が21~23の3日間、「ビッグデータが拓く未来の医学と医療―豊かな人生100年時代を求めて」をテーマに、東京有楽町の東京国際フォーラムを主会場に開かれた。今回の総会では、ビッグデータの活用などをテーマに、五つの柱からなる領域横断的な50のセッション、コロナ禍を通じて医学・医療のあり方を考える会頭特別企画などが3日間にわたって行われ、デジタル時代における医療技術の進歩のメリットと課題を共有した。
開会式で春日雅人会頭は「ビッグデータに体現されるデジタル革命は、医療のあり方にも変革をもたらそうとしている。ゲノム解析技術の急速な進歩により癌の個別化医療が社会実装され、多くの疾患において疾病の発症前からの個別化予防が可能になりつつある」などと医療技術の進歩に言及。「医療への革新的技術の実装に当たっては、新しく生じる倫理的、公的、社会的課題について社会との対話により合意形成が求められる」と課題も指摘した。
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