
武見敬三厚生労働相は13日に専門紙と共同会見し、ドラッグラグ・ロス問題について、「国が責任を持って創薬基盤づくりを主導する」との考えを示した。コロナ治療薬・ワクチン開発に関しては、「全てを外国に依存しなければならなかったので屈辱的な結果」と厳しく評価した上で、創薬基盤づくりに向けてアカデミアやスタートアップへの投資を促す政策の必要性を強調した。
ドラッグラグ・ロスの解消に向けた施策について、「特に先端的医薬品に対する国民のアクセスが阻害されないよう、わが国の創薬基盤づくりは急務」と指摘。英国やフランスといった米国の後発となった国における創薬基盤づくりを引き合いに、「後発の国はいずれも政府主導で行っているので、国が責任を持って新たな創薬基盤づくりを主導する必要がある。内閣官房など各省庁と連携して進めたい」との考えを示した。
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