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「薬育」と「育薬」

2006年02月22日 (水)

◆最近のテレビ番組では、クイズ形式の漢字、雑学などの学習もの、情報番組が大流行である。先日放映された番組では、薬の教育に関する企画が取り上げられていた
◆自由に手に入る大衆薬の正しい服用方法から、のみ合わせについての質問に、著名な医師が分かりやすく解説していた。特に、セルフメディケーションの考え方を普及・定着させていきたいと強調し、そのために小中学校などの教育で、薬の基礎を学習させるという意味から、「薬育」という言葉を使用していた
◆一方で、いま製薬業界が注力しているものに「育薬」がある。こちらは、市販された医薬品の情報を収集し、より使いやすく、より有効性の高い薬に育てていく活動という意味で使われる
◆薬育にしても育薬にしても、一般に使われる言葉とは思わないが、数多くの情報番組がある中、薬の最終消費者である国民の中で、違いを正しく理解している人は何人いるのだろう。言葉の意味や活動の中身について、どうしたら国民の理解が得られるのか、関係者も一考する必要があるのではないか。



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