日本通運は、6月に開始した関東から北海道向けの医薬品海上輸送サービスについて、週1便(金曜日納品)を週3便に拡大する検討を始めた。現在の火木金の納品が水木金の納品になるが、輸送にかかるリードタイム、輸送費はそのままにする方針。現在、顧客との折衝を進めているところで、今後、半年程度で実現したい意向だ。
医薬品事業部の今村英史専任部長が2日、都内の本社内で行った合同取材会で明らかにしたもので、「(顧客に)丁寧に話をして理解を得たい」と述べた。同社が展開するトラック中心の輸送形態を切り替えるモーダルシフトをさらに進め、物流の2024年問題への対応を強化するのが狙い。トラック輸送費が上昇せざるを得ない中で、低コストで品質を保持して運べることを訴求する。
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