
日本病院薬剤師会の武田泰生会長は11日に都内で記者会見し、全国で拡大している基幹病院から地域の病院への薬剤師出向に言及。「6月時点で薬剤業務向上加算を算定しているのは3施設だったのが、現在は10施設まで増えている。20を超える都道府県が準備段階にあるので、今年度中には30を超えてくるのではないか」との見方を示した。
武田氏は、薬剤師出向が広がっている現在の動きについて、「非常にありがたいと思っている」と述べた。薬剤業務向上加算は、病棟業務実施加算(120点)に上乗せされる形で100点が加算されるなど、薬剤部にとって大きな収入が見込めることから「算定する施設は病院薬剤師を確保していただきたい。少なくとも数千万円の収入があれば、3~4人は新しい人を採用して進めてもらいたい」と要請した。
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