厚生科学審議会予防接種基本方針部会は18日、65歳を対象とした帯状疱疹ワクチンの接種を予防接種法上の定期接種に位置づけ、来年4月1日から実施することを決めた。65歳を超える人についても5年間の経過措置を設け、70歳から5歳年齢ごとに接種可能とした。B類疾病に位置づけて一部公費負担とし、生ワクチンか組み換えワクチンのいずれかを用いる。
帯状疱疹は、罹患すると身体の左右どちらかに痛みや痒みが発現し、皮膚症状の治癒後も合併症である帯状疱疹神経痛(PHN)が一定の頻度で見られる。罹患者数は50歳代から増加し、70歳代がピークとされる。50歳以上を対象とした任意接種に位置づけられ、接種費用は自己負担だが公費助成を行っている市町村もある。
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