2月22、23日に実施された第110回薬剤師国家試験で、薬剤師国試予備校大手の医学アカデミーグループ薬学ゼミナールが全受験者を対象に自己採点を実施した結果、27日現在で平均正答率は67.7%と、第109回国試と同程度となった。第106回、107回、109回と近似している傾向にあり、薬ゼミは全体の難易度はこれらと近しい「中等」と分析。必須問題は第109回より平均正答率が上昇したものの、理論問題は前回と同様に正答率が6割を下回り、中でも物理・生物は多くの受験者が苦戦し、正答率が3割台と低迷した。
第110回国試の受験生は前回から約300人減の1万4825人程度と予想される。27日時点での「薬ゼミ自己採点システム」に入力した受験者1万1245人の集計を行ったところ、平均正答率は67.7%となり、第109回の67.6%とほぼ変わらなかった。
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