
左からイオンの吉田社長、ツルハHDの鶴羽社長、ウエルシアHDの桐澤英明社長
イオンの子会社でドラッグストア最大手のウエルシアホールディングスと2位のツルハホールディングスは11日、資本業務提携に関する最終契約を締結したと発表した。ツルハHDとウエルシアHDの経営統合についても最終合意に達したことから、両社の間でツルハHDを完全親会社とし、ウエルシアHDを完全子会社とする株式交換契約を締結した。株式交換の効力発生日は12月1日の予定で、売上規模が約2兆3000億円超、店舗数が約5600店舗超の日本最大のドラッグストア連合体が誕生する。
ツルハHDとウエルシアHDの経営統合の時期については、昨年2月の発表時点では2027年末までの合意を目指すとされていたが、米国での手続きが必要なくなったため、約2年前倒しすることになった。
同日、都内で記者会見したイオンの吉田昭夫社長は統合時期を早くするメリットについて、「現在、ある程度のスケールがないとプライベートブランドもDXも物流もスケールアビリティを発揮できない。そういった中で1兆円企業2社の統合によるスケールアビリティは、非常に効力を発しやすい」と語った。
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