大阪大学薬学部と京都大、近畿大、立命館大、和歌山県立医科大は今年度から3年間かけて、創薬人材育成を狙いとする調査研究「次世代創薬人材育成アカデミー」に取り組む。5大学と製薬企業などで構成する調査・分析委員会が製薬業界や行政等を対象に、基礎研究・治験・安全性評価など創薬に関する各領域について調査して課題を抽出した上で、各大学の教育プログラムを創薬を加速できる人材育成に対応した内容に改訂する。改訂プログラムの実践により、就職先で「司令塔機能」を発揮できる人材の育成を目指す。
国は創薬力向上に向け、アカデミアの人材育成を課題としている。そのため、文部科学省の2025年度予算事業「薬学教育における創薬研究人材養成のための調査研究」では、6年制・4年制課程の創薬研究に関する薬学教育の現状や課題を把握・分析し、創薬に貢献する人材養成強化につながる教育プログラムを構築、普及させる調査研究を公募。その結果、4件の応募から阪大を主幹校とする調査研究を採択した。
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