再生医療CDMOのニコン・セル・イノベーション(NCLi)の中山稔之社長は8月28日、都内で行った講演で、ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)のCAR-T細胞療法製品の全製造プロセスを日本で行うと明らかにした。製造品目は開示していないが、早ければ2026年にも都内で実施する。日本で上市されているCAR-T細胞療法製品は海外で製造されている。そのため、投与まで時間がかかるなどの課題があり、臨床関係者などから国内製造を求める声がある。実現すれば、CAR-T療法製品について初の国内全製造プロセス導入になると見られる。
中山氏は、BMSとの製造受託契約に基づき現状では日本で一部製造プロセスを受託しているところを、全製造プロセスの国内導入に向けて技術移管を進めていると明かした。
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