
猪原氏
日本イーライリリーは18日、早期アルツハイマー病治療薬「ケサンラ点滴静注液350mg」(一般名:ドナネマブ遺伝子組み換え)の副作用の一つであるARIA-E(浮腫/滲出液貯留を伴うアミロイド関連画像異常)を減少させる新たな用法用量に関する説明会を開いた。8月25日に国内承認された新たな用法用量は、ARIAの発現リスクが高いAPOEε4ホモ接合体でARIA-Eの発現割合を従来の用法用量の半分以下に抑えたことなどを専門医が紹介した。
ケサンラの投与は4週に1回、少なくとも30分かけて点滴静注する。従来の用法用量は1~3回目の投与量をいずれも700mgとしていたが、8月に承認された新たな用法用量では、初回投与量を従来の半分の350mgとし、以降4回目まで350mgずつ増量していく。4回目以降の各回の投与量は従来と同じく1400mgで変わらない。
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