厚生労働省は9月26日の社会保障審議会医療保険部会で、2026年度診療報酬改定の基本方針に関する具体的方向性を示した。その中で、「効率化・適正化を通じた医療保険制度の安定性・持続可能性向上」の項目にはOTC類似薬等の薬剤給付のあり方検討、費用対効果評価制度の活用などが記されたものの、医薬品のみを対象とすることに対して疑義を呈する声が複数の委員から上がった。

26年度改定の基本方針に関する具体的方向性は、▽効率化・適正化を通じた医療保険制度の安定性・持続可能性の向上▽物価や賃金、人手不足など医療機関等を取り巻く環境変化への対応▽40年頃を見据えた医療機関機能の分化・連携と地域における医療の確保、地域包括ケアシステム推進▽安心・安全で質の高い医療の実現――の4項目にまとめた。
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