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【テプレノン製剤訴訟】知財高裁がエーザイの請求を棄却

2006年10月2日 (月)

 胃炎胃潰瘍治療薬「セルベックスカプセル50mL」(一般名:テプレノン)を製造販売するエーザイが、同剤のジェネリック(GE)薬を扱う12社に対し、カプセルとPTPシートが類似しているとして不正競争防止法に基づく製造、販売の差し止めと損害賠償を求めた控訴審で知的財産高等裁判所は9月28日までに、9社分の判決を言い渡し、全てエーザイの請求を棄却した。

 エーザイは、外観の類似性が誤認、混同を招くおそれがあるとして訴えていたもので、東京地裁では今年2月までに全社で敗訴。同月控訴したが、知財高裁は、カプセルとPTPシートの色など外観には商品を識別する機能はないとしてエーザイの主張を退けた。

 判決があったのは9月27日は、沢井製薬、大正薬品工業、東和薬品、同28日は小林薬学工業、日医工、シー・エイチ・オー新薬、メルク製薬、大洋薬品工業、陽進堂。残る共和薬品工業、長生堂、鶴原製薬の3社分については10月23日に判決が言い渡される予定。

 エーザイは、判決を受け「誠に遺憾な結果」とした上で「判決では、外観が極めて類似していると判断しており、また『商道徳としての当否はともかく』として、本件について商道徳上の問題が別途存在しうると述べている」とコメント。

 コメントを出したGEメーカー3社の内容は次のとおり。

 沢井「権利乱用とも思われる強引さで訴を提起することは、医療現場に安定供給に対する懸念を与え、GE医薬品の使用促進に逆行するものである。新薬メーカーには、国民医療の観点から良識ある行動を期待する」

 大洋「至極当然。先発医薬品メーカーがその既得権を守るだけに固執して、本件のような強引な訴訟を提起することは、いたずらに医療用医薬品の流通の混乱を招くだけではなく、先発医薬品メーカーの品位にもかかわることであり、猛省を求めるものである」

 日医工「(エーザイの請求は)GE医薬品の使用促進を阻害する行為であり、医療現場に対する混乱を招くのみならず、患者のGE医薬品の使用機会をも損失するものである。今後も同様な請求に対しては毅然として対応していく」




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