アイリスはこのほど、同社が開発・提供する「AI医療機器『nodoca』の開発・普及による咽頭診察のデータ化」の取り組みが評価され、「第10回ものづくり日本大賞」で経済産業大臣賞を受賞した。これに伴い、25日に首相官邸で表彰式が行われた。
「ものづくり日本大賞」は、日本の産業・文化の発展を支える「ものづくり」を継承・発展させるため、製造・生産現場の中核を担う人材や、従来の枠組みを超えた革新的な製品開発を行った企業等を国が表彰する制度。
今回同社は、検体採取を必要とせず、AIが喉の画像と臨床情報から感染症を判定するシステムを開発し、社会に広く届けたこと、そして、データが循環して患者や医療従事者の善につながる「データ利活用による新価値創出」を構築していることが高く評価された。
AI医療機器nodocaを通じて診療に用いられた医学データは、適法かつ適切な加工がなされたプライバシー配慮下のデータ形式で、咽頭AIアルゴリズムのさらなる改善を通じて、将来の診療に役立てられる。
同製品を通じて得られる情報や医療体験は、社会全体の「資源」として医療現場で診療の質に還元され、次の患者へと活かされていく循環を生み出している。同社は今後も、AIを含む先端テクノロジーの社会実装を推進し、変化する医療ニーズへの対応と持続可能な医療インフラの構築を目指していく。
「nodoca」は、咽頭の画像と問診情報等をAIが解析し、インフルエンザに特徴的な所見等を検出することでインフルエンザの診断に用いるAI医療機器。同製品は累計100施設超の国内医療機関が関わり開発された。
併せて、「日本救急医学会推薦AI研究」としての研究開発、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による事業化支援、産業技術総合研究所の国産スーパーコンピュータ「ABCI」の活用など、医学×情報工学の「産官学医」が連携して開発された。
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