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薬学4年制の国試受験資格‐国公立大が「履修モデル」作成へ

2009年6月23日 (火)

全国薬科大学長・学部長会議の総会

全国薬科大学長・学部長会議の総会

 薬学4年制学生の国試受験資格について、国公立大学としての「履修モデル」(案)を、近くまとめることが、19日に開かれた全国薬科大学長・学部長会議の総会で示された。国公立大学では現在、ワーキンググループ(WG)を設置し、「受験資格認定プログラム策定」を進めている。

 国公立大学では、既に中間報告で「国試受験資格を得るためには、最速でも4+2+2の8年が必要である」ことを示している。それに対し総会では、私立大学側が反論。各大学とも長期的な視点で準備を進めており、「4+2+1でも十分可能」だとし、国公立側の案に相乗りすることは難しいと指摘。最終結論には至らなかった。

 行政の対応として、厚生労働省の関野秀人薬事企画官は、「現段階の教育プログラムで受験資格があると認定することは難しい。当然、国試直前に個別の判定をしなければならない。その意味では、過渡期に当面している学生には気の毒な面がある。今の段階でプロセスとしての大まかなコンセンサスが必要で、この時期にWGで検討する意味はある。妥当性のあるカリキュラムを作り上げていくことが有意義」と、国公立大側の方向性に賛意を示した。

 その上で、「履修モデルを実際に見せていただきたい。ある程度、妥当なところを作り上げていきたいと思う。検討を加速していただきたい」とした。

 一方で関野氏は、4年制の受験資格そのものについては、「6年制がスタートするに当たり、志願者がどうなるか未知の部分があり、薬剤師確保の観点から、一定の切り替え期間を設けたもの。6年制学生だけで心配なければ、割り切っていえば、6年制課程の学生のみでもいい」と、経過措置に対する基本的なスタンスを明示した。

国公立大学の考え方

 現段階での、国公立大の統一的な考え方と方向性は次の通り。

 ▽国家試験受験資格を希望する学生は、4年制学科における卒業実習単位に加え博士前期課程の課題研究単位を取得していることから、6年制学科における卒業実習単位を取得しているものとみなす。

 ▽4年制学科を併設した背景、博士前期課程設置の趣旨、単位の実質化等を併せ考えると、博士前期課程在学中に6年制学科の科目を過度に履修することは避けるべき。博士前期課程の修了要件が30単位、うち講義科目が16単位前後であり、2年間の履修上限を8単位に設置するのが妥当。

 ▽2+2の4年間で、6年制学科の卒業要件を満たすべく単位を取得するための履修モデルを作成する。その際、6年制学科の何年次開講科目をどの時期に受講するかなど(6年制学科の授業と時期的な逆転現象に配慮)を明示する必要がある。各大学が作成した履修モデルをWGがとりまとめ、厚労省に確認依頼する。の履修モデルに沿って単位を取得しやすくするため、専修コース(履修科目のパッケージ)の新設が望ましい。

 ▽約5カ月間研究室を離れ、学外実務実習に専念することになる。よって博士後期課程学生の場合は、課程修了に通常の3年より半年長い3・5年以上が必要となる。




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