「デザイン革命」の第1弾、電子式消臭芳香剤を刷新 エステー

2009年09月11日 (金)
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佐藤氏(左)鈴木社長

 エステー(鈴木喬社長)は、新たな成長戦略として「デザイン革命」を打ち出しているが、その第1弾として、世界的デザインオフィス「nendo」(佐藤オオキ代表)がデザインした電子式消臭芳香剤「消臭プラグ」と「自動でシュパッと消臭プラグ」を、18日から新発売する。それに先立って8~10日には、同社のR&Dセンター(東京都新宿区)で、フルモデルチェンジされた新製品の一般向け発表会も開催された。

 新製品発表会では、デザインミュージアムを開設。会場全体をnendoがデザインし、このためだけに同社の全会議室を全面改装。新製品の魅力やコンセプトをひと目で理解できる空間が演出された。

 デザインを手がけた佐藤氏は、2006年にNews‐week誌の「世界が尊敬する日本人100人」にも選出されているほか、国内外で数多くのデザイン賞を受賞している。

 8日には発表会場で鈴木社長と佐藤氏があいさつを行った。鈴木社長は、「今年4月1日付で社長となり、まず掲げたのがデザイン革命だ。デザインで世の中を一世風靡したい。デザインというのは何となく高価なものと考えがちだが、私の考えるデザインは、コストが安くて、売れ続けるものだ」と述べた。

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 佐藤氏は、「鈴木社長とは感覚的に共感しているところが多々あり、鈴木社長の考えていることをいかにして具現化するかということをやらせていただいている。欧州や米国などブランドが発達している国において、多くの人が知っているようなブランドでは、必ずデザイナーと経営者がペアになって活動している。それに近いことを今回は実現でき、非常に満足している」と話した。

 その上で「今回のデザインは、一つ一つの要素を見直して、どうすればコストを下げられるか、使いやすくなるか、親近感を抱いてもらえるかを考え、やさしく、機能するデザインというものを実感しながらやらせていただいた。これがスタートであり、今後も鈴木社長と一緒にチャレンジできたらと思っている」と述べた。

 エステーでは今後、コア商品全てについて、デザインの刷新を行っていく予定だ。



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