アステラス製薬は、レストレスレッグス症候群(RLS)治療薬「ASP8825」の国内承認申請を行った。国内のRLS治療薬では、日本ベーリンガーインゲルハイムが開発した「ビ・シフロール」に続く承認申請となる。
「ASP8825」は、米ゼノポートが創製した抗てんかん薬「ガバペンチン」の新規プロドラッグ化合物。消化管全体に存在する高容量輸送体から能動的に吸収され、生体内で迅速にガバペンチンに変換されるよう設計されているのが特徴で、投与量に比例して血中濃度が上昇すると共に、ガバペンチンの経口製剤に比べ、吸収率を向上させた。
なお、アステラス製薬は、導入先のゼノポートに対し、「ASP8825」の承認申請に伴う一時金として5百万ドルを支払う。