TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【外用製剤協議会】湿布薬保険外しに反対‐厚労省に要望書提出

2009年12月10日 (木)

 外用製剤協議会(会長:緒方巧氏)は9日、市販類似薬、特に湿布薬に関する保険外しを行わないようにとする要望書を、厚生労働省に提出した。要望書では、湿布薬が保険から外された場合、高齢患者の経済負担が10倍になること、会員企業の地域雇用に影響を及ぼすなどを理由に、反対の姿勢を示している。

 外用協では、要望書を提出するに当たって、湿布薬の保険外しについて、1万人を超える一般人にアンケートを行った。その結果、年齢に関係なく90%近くが、医師から湿布薬を処方されたことがあり、処方された患者のうち90%がその効果を認めていた。

 また、湿布薬が保険から外された場合、90%近くが「困る」と回答。その理由として、90%を超える人が経済的負担増を挙げた。そのほか、▽適切な治療が受けられなくなる(約40%)▽副作用が出たときの対応が心配(約10%)--などがあった。

 一方、医療用非ステロイド鎮痛・炎症外用貼付剤(NSAIDs湿布薬)は現在、40社が製造し、129品目が流通している。市場は漸増傾向にあり、NSAIDsの湿布薬と内服薬の売上高は、2008年度には1710億円に達している。

 要望書の中で協議会は、湿布薬は変形性関節症をはじめとする慢性疼痛性疾患や、外傷後の腫脹・疼痛などの治療のために、必要不可欠なもので、多くの医療関係者が使用していると、その実情を訴えている。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術